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漢方豆知識

Ⅰ、漢方薬とは

永年の経験から薬として役に立つ植物や動物、鉱物を切ったり、砕いたり乾燥させたりしたものを生薬(しょうやく)といいます。その中で私達が住む東アジア地域のものを漢方薬と呼びます。

漢方薬とは

Ⅱ、漢方薬の処方

漢方の処方薬を方剤といいますが、漢方方剤はどの生薬をどんな時(証)に、どのくらいの分量で使うか、漢方理論によって決められています。例えば葛根湯は葛根、麻黄、桂枝、大棗、生姜、甘草、芍薬の7種の生薬から構成され各分量も決められています。

漢方薬の処方

Ⅲ、漢方の歴史

今から2,000年ほど前に成立した中国医学が6世紀頃に日本に伝わりました。それ以後中国の影響を受けながら、日本独自に発展したものが漢方です。ただし漢方とはもともと江戸時代にオランダ医学と区別をするために作られた言葉です。

漢方の歴史

Ⅳ、医師が処方するのは日本だけ

日本では医師が漢方薬を処方しますが、中国や韓国では医師ではなく、それぞれの伝統医学に携わる者がそれを担います。彼等は中国、韓国でも医師ではありません。

医師が処方日本では漢方薬を医師が処方しますから、東洋医学である漢方薬も西洋薬と同じような考え方で処方されます。これは日本独特のことで、ですから西洋医学と東洋医学が衝突することなく、飲み合わせや副作用など、とても安心して服薬できます。

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